どうして?
一生懸命やって
耐えて
しのいで
一緒に乗り越えようとしているほうが
消えたくなるんだろう
どうして?
一生懸命やって
耐えて
しのいで
一緒に乗り越えようとしているほうが
消えたくなるんだろう
物心ついたころからのおでぶちゃん
幼い頃は、
ぽっちゃりしてかわいいねー
とよく可愛がられた
いい顔してーっと言われて
にかーっと満面の笑みを浮かべると
みんながうれしそうに笑ってくれるのが
私もうれしかった
小学校高学年からは、
ぽっちゃり→肥満児
に周りの目が変わっていくのを感じた
そう、いわゆる「デブ」
一人呼び出されて、
保健室で毎月体重測定させられた
嫌だった
中学はソフトボール部
高校はハンドボール部
運動は嫌いじゃない「走れるデブ」だった
なにより、動いた分、食べられるんだ
食べても、太らない…
いや、食べてもあんまり、太らなかった
ただ、高校の部活引退後、
運動しないのに食生活は変わらないので
半年で10キロ太り
卒業式に制服がパツパツで恥ずかしい思いをしたことは
忘れられない苦い思い出だ
大学時代に入り、バイトを始めた
自分で自由にできるお金が増えた
今まで食べたかったけど、食べなかったものを
いろいろ買って食べた
学食でランチしたら、デザートのプリン
暑い日は、アイスクリーム
小腹が空いたらポテトチップス
後になって大学時代の友人に、
私といえばポテトチップスだなぁ
と言われるほどだ
私はほぼ毎日ポテトチップスを一袋食べていた
それでもまだ、3桁の大台には届かない
私の102キロまでの道のりはまだまだ長い笑
40歳までに1000万円ためて
第二の人生を考えようと思っていた
40歳からならまだ60歳まで20年ある
新しいことをはじめてことを成すのには
違う人生をスタートするのに
ちょうどいいと思ったからだ
そう思ったのは34歳
これから先も一人で生きていこうと思っていた時だった
ところが38歳、私は結婚をした
新しい道に私は後悔してはいない
私は第二の40歳からの人生を
新しい視点で考えるようになった
ひとりからふたり
今年その40歳を迎える
でも、あと10年
私のスタートは延期になったみたいだ
自分はそういう性格だと思ってた
熱しやすく冷めすい
勢いではじめて、力尽きる
楽しいと思っても、だんだん面倒くさくなる
そんな私が毎日歯磨き3分
実際をいえば、
正直忘れたこともある
3日坊主は
毎日続けられなかったことじゃないと思う
毎日じゃなくても、
半年に一回でも
一年に一回でも
自分が始めると決めたことを
回数に関わらず続けることができていたなら、
それは、三日坊主じゃない
例えば一年に一回、
歯の定期健診に行くことを決めて
それを続けていたら,
それはもう2年目から
続けていること!と胸をはっていい。
一週間、1カ月のじゃなくていい
自分が本当に3日坊主なのか、
あきらめるのが早いのか
何をしても続かない生活なのか、
長いめで、振り返ってから思えばいい
誰かの声を鵜呑みにして
自分をおとしめなくていい
自分に対して
答えを決めるのが早すぎていませんか?
財産を失う
世の中にはこんなこと
当たり前のように転がっているかもしれない。
それでも、
私には結構大きなダメージだった
怒れなかった
責められなかった
罵倒できなかった
それは、
私の中の「よき妻」という
価値観がそうさせているだけかもしれない
芸人を支えたよき妻
夫に文句も言わずに支え続ける妻
そんなテレビ越しの誰かもあるけど、
亭主関白だった父を支え続けた母は
私の価値観に一番大きい影響を与えている
貧しくとも、病気になっても、
文句を言わずに支え続けた母は、
私の中の妻像なのかもしれない
それでも、今、そういう自分であることが、
私を私で保つために必要みたいだ
良妻賢母
夫を支える健気なよき妻
周りには
そういうふうに見てくれる誰かがいて、
私を認めてくれているんじゃないかと
そうやって自分の価値をたしかめたい
自分のプライドを守りたい
きっと今の自分を支えているのは
そういう私のブラックな部分だ
うちの旦那は買い物のプロだ
特に
限定!何時販売スタート!
のような商品
この間もその能力を遺憾なく発揮してくれる
私が欲しいドラちゃんグッズを2点
しっかり購入してくれた
一つは2分くらいで売り切れになってた
きっと私がのらりくらり買おうとしていたら
一つも買えなかったと思う
スタート時間の前から秒針!秒針!
と叫んで、私がカウントダウン
スマホのSafariでカートに入れて
なぜかアプリで購入手続き
(ちゃんと理由があるらしい)
こんなふうにネットを駆使して
何かを買うことについて研究している
そして
私が欲しいものを買ってくれる
※注意:もちろん支払いは自分笑
そして、今日も
売る側の戦略者たちと戦いながら
攻防を繰り広げている
そんな旦那を私は
買い物のプロだと思う