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ファーストコンタクト

やりとりをはじめて2週間くらい

お互いの価値観や生活スタイルを知り始めたころ

会ってみませんか?

お決まりのパターン。

実際に会ったのはそれから1ヶ月くらい後になったけど

それまでのやりとりでも

やっぱり会うのやめたいなぁって

ならなかったのは大きい。

待ち合わせの時間を決めたら

あとはお任せ

妙に自信満々で

あれこれと提案してくれて

私の希望に寄り添って

ベストを尽くして過ごしてくれた1日

楽しかった

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こんばんは

こんにちは。

おはようございます。

おつかれさまです。

やりとりはあいさつから始まった。

普段はどんなことをしているのか

どんな仕事をしているのか

定番のやりとりをかさねる。

自分で「稼ぐ」を営む彼と

お勤めで給料を「いただく」私。

日々過ごしている世界はまったく逆だった。

でも、私にはそこが魅力だった。

自分の好きなことやものにこだわる私は

子供の頃から多数より少数になるほうが多かった。

大きな変化をあまり好まず、

「例年通り」になりがちな職場にいた私は

日々、何かを生み出している彼に

すごく興味を抱いたのだ。

身長は私より高い方がいい。

安定した職業で、収入は多いにこしたことはない。

体格はガッチリして筋肉質な人がいい。

そんな理想の人はいないかなぁって

プロフィールをのぞきながら

「いいね」するのをやめたから

出会えた人だった。

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あなたはだれ?

人は共通点が多いほど仲良くなれるという。

アプリにも価値観や趣味などに関するグループがあって

似たような価値観や趣味な人を自分で探したり、

アプリ側が「この人どうですか〜」とリストアップしてくれる。

全く面識のない二人がやりとりをするのだから、

共通点を見つけて話題を確保することは、

やりとりを続けるためにも重要な要素の一つだ。

メッセージの中に必ず「?」をいれたり

もっと話たいと思ってもらえるように、ほめたり寄り添ったり

頭も使うし、気も遣う。

それなりにコツがあるし、エネルギーもいる。

文字だけで「伝える」「感じとる」ことのなんと難しいことよ…

ただ、そんながんばるやりとりを続けていくと

必ずみえてくるものがある。

メッセージがくるタイミング

言葉遣いやクセ、時折垣間見える感情。

こころが少しずつ緩んでくると

ひょっこり見えてくるものがある。

あなたはだれ?

私たちのやりとりについては、これから少しずつ。

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AIの紹介

ダンナとはAIの紹介で知り合った。

それは、いわゆるマッチングアプリ。

同僚がアプリで知り合った彼と結婚し

とても幸せにしているのをみて、

意を決して、これも最後のチャンスではないかと始めた。

まぁ…そう簡単には上手くいくはずもなく

しばらくやりとりをして、会ってはみるものの

ただただ疲れるだけ…

そんなことを繰り返していくと

やっぱり一人が楽だし自由でいいよなぁと、言い訳をつくって諦めはじめ、

たまにアプリをみては、たまった「いいね」をひとまず消化。

ただ、やめられはしなかった。

マッチングアプリは色々あるが、

大抵は女性が優遇されていることが多い。

後からダンナに聞いて知ったことだけど、

私は1円もお金を払わなくてすんだのに、

男性側は色々と制約があったり、いいねをするのにもお金がいるらしく、

ダンナは、ひと月15000円

それをやったり、やらなかったりを繰り返した2年間

だいたい30万円ほどはつぎこんだらしい笑

まんまと…

それに比べて

私はタダで婚活ができたのだから、それだけでもありがたいことだなと思う。

その頃、若い子ばかりにターゲットを絞っていたというダンナ

お金をはたいた「いいね」にはだれも反応してくれない。

残念なことに「いいね」もなかなかこない。

年齢的にも精神的にも、もう限界だったらしい。

そんな時に同い年とはいえ、

久しぶりにやってきた「いいね」に思わず反応してしまったらしい。

そんなお互いの事情なんてつゆ知らず

おっ!マッチングしたぞ

とウキウキしながら、やりとりがスタートしたのが

ダンナとの出会いのきっかけだった。